網入りガラスの特徴と窓への交換について
網入りガラスは、ガラスの中にワイヤーが入った特殊なタイプのものです。ワイヤーは一般的に斜めに交差するように入れられ、通常のガラスよりも高価になります。ただし火事が原因で割れた際などに、その破片が飛び散りにくくなるという特徴を備えています。そのため万が一割れる危険性の高い工場や作業場の窓に用いられるほか、消防法で導入を義務付けられている場所ではよく目にすることになるでしょう。もしこの網入りガラスを家庭で導入したい場合は、専門の業者に頼めば簡単に交換を行ってもらえます。当然費用は掛かりますが、大体1枚当たりの相場としては2万円から4万円程度が妥当です。ガラスのサイズや厚みによって価格は変わるので、よほどの緊急時でもない限りは見積もりをしてもらっておくと安心でしょう。勘違いしてはいけないのは、ワイヤーがあるからといって強度が増すわけではありません。一見防犯対策に使えそうな印象はありますが、中のワイヤーも簡単にちぎってしまうことができるためあまり意味を成しません。更に強化ガラスとワイヤーというのは基本的に共存ができませんので、網入りガラスを導入するのであれば強化ガラスとしての役割は諦めてください。あくまで火災対策としての役割が本分です。